無駄な設備に投資をするパチンコ店は客に還元しづらい
■はじめに
結局のところパチンコ店の経営とは、売り上げの中から出玉で還元をして、色々な諸経費を引いたものが会社の利益となるわけです。
つまり、経費を使いすぎてしまうと、売上金額の中から客に還元するお金が削られてしまうのです。そんな時は、マイクパフォーマンスや電飾、音楽などで、アツそうに演出するので、騙されないようにしましょう。
本題に入りますが、パチンコ屋の経費の中で大きなウェイトを占めているものの一つに設備投資があります。ここにお金を使いすぎてしまうと客に出玉で還元できなくなる可能性が出てきますので、一つの指標としてチェックするべきなのです。
最近では、とてもお洒落なパチンコ店が増えてきました。外観はもちろんですが、装飾品やトイレという細かい部分迄、お金をかけているパチンコ店も少なくありません。建物以外にもこだわっているお店もあります。例えば、従業員のユニフォームやポスター、上下に高さを調節出来る椅子等色々あります。
パチンコ店側からみれば、お客様に対するサービスが目的の場合もあれば、外観などは女性客の確保など、集客目的に設備投資をしている場合もあります。その投資の結果、稼働が上がっていれば、売上も上がっている訳ですから、設備投資は大成功といえます。
そして、その売上が上がれば、客に出玉で十分に還元出来る訳ですから、綺麗で出るパチンコ店という事になり、両者言う事なしになります。ある程度の設備投資をしていても、稼働があり出玉が平均的にあるパチンコ店は、利益を還元出来ているパチンコ店で問題ありません。
しかし問題なのが、設備投資に費用をかけ過ぎていながら、稼働が伸びず売上も伸びていないというパチンコ店です。このようなパチンコ店の場合には、設備投資をした分、余計な回収が必要となってしまいます。費用回収が大変な訳ですから、そんな状況では、お客様に還元なんて出来る訳がないのです。
外観等が綺麗でも、出玉に極端なムラを感じるパチンコ店や、稼働が安定していないパチンコ店の場合には、還元が難しい可能性もあるので注意して見て下さい。又、建物もボロボロ、店内の装飾やトイレも汚いという、昔ながらのパチンコ店も多くあります。入る迄には少し勇気が必要になるようなパチンコ店の場合には、老舗のパチンコ店が多い傾向にあります。
外観等に頼らずに、出玉で勝負というパチンコ店は、最低限の設備投資しかしていない事があります。綺麗なパチンコ店よりも、出玉も良いとか、良く回るという場合も多いと思います。設備投資に迄もお金をかけられないようなパチンコ店は、出玉も無く釘調整も締めている事があります。
要するに、どれだけの出玉があり、どれだけ釘調整が良いか、そして稼働の状況、この3つを見て、設備投資に見合った状況であれば還元が出来ていると推測出来ます。外観の綺麗さや汚さなどと、出る出ないはそんなに関係がないという事です。
一番見て欲しい設備投資は、壊れた物を直しているかどうかという部分です。エアコンが壊れているとかトイレが壊れている等、お客様の目に付く部分を直せないようでは、還元なんて出来ている訳がないのです。壊れたままの場所が多いパチンコ店程、出玉もないと思います。
これらの話はもちろん参考にしていただければと思いますが、一番確実なのは店の装飾などに騙されずに客観的にデータを見ることなのかもしれません。