ロムの仕組み
パチンコ台には、必ずロムが搭載されています。では、ロムとはどんな物なのか、その仕組みを見ていきたいと思います。ロムというのは、大当たりを決めたり、リーチや演出などのプログラムが入っている、遊技台の脳のような機械です。
パチンコ台の大当たりは、全ての機種で完全確率という抽選方式をとっています。(あくまでも理論上はです。店によってはホルコンなどで大当たり確率が変動している可能性も否定できません。)
全ての遊技台が、保通協というパチンコ台を検査する所で、検査を受けるのですが、完全確率でないと審査が通らないように統一されているのです。
機種ごとに決められた値を、ランダムな数字から判定するのが、完全確率といいます。では、このロムがどのような仕組みで動いて、大当たりになるのかを説明していきます。ロムの中では、ランダムに1コマずつカウントが行われています。そして一定の数値に達すると、また0に戻る事を繰り返します。
遊技台では、皆さんが打ちだした玉は、スタートチャッカーに入り絵柄が回り始めますが、その時点でロムでは、抽選が行われて、演出やリーチの最中には、すでに当たりか外れかが決まってしまっているのです。
そして次の抽選時には、また0に戻り動き始め、スタートチャッカーに入賞した瞬間に抽選が終了するのです。これは、ランダムに回るルーレットのようなものなので、確率が290分の1でも、290回転を回せば必ずあたりが来るというものではありません。
では、大当たり確率は必要ないのではないかと、思われるかもしれませんが、一定の時間をかけてロムは、機械に設定された大当たりに近づけようとします。それが、機種ごとに当たり易くしたり、大当たり確率に収束するという事です。
その為に、大当りが頻発する時期があったり、出ない時期があったりするという事なのです。簡単にロムと大当たりの関係性を説明してきましたが、パチンコ台は、ロムの管理で全てが動いています。
リーチも当たりも、いつどんな演出がくるのかもスタートチャッカーに入った瞬間に抽選は終了します。ですから、チャンスボタンをいくら頑張って押した所で、当たりが引ける訳ではなく、唯のお楽しみ機能に過ぎないのです。
確実に当たりを読む事は、パチンコ店の人間にも誰にも不可能なのです。これでは確実に勝てる保証も、攻略も本来はないのが良くお分かり頂けたとは思います。
パチンコは、営業する方もやる方もギャンブルをしているようなものなのです。唯一出来ることは、ロムの当たりの波を読んで、打ってみるという事くらいしかないのが実情なのです。
ただし、それが出来る一部のパチンカーは月100万円稼ぐことも少なくありません。